英国政府、包括的なPFAS計画を公表 飲料水の法定上限導入協議や排出・廃棄物対策を提示
英国政府は、PFASの発生源把握、環境中の移動経路への対策、継続的な曝露低減を3本柱とする包括的な「PFAS Plan」を公表しました。計画には、イングランドで年間2,400件の淡水環境サンプルの監視を継続すること、2026年末までに環境庁のPFAS優先順位付けGISマップを公共部門へ提供すること、土壌・沿岸域の調査を拡充することなどが盛り込まれています。
規制面では、UK REACHの高懸念物質候補リストへのPFAS追加を進める方針、産業排出の監視・取扱い・処分に関する横断ガイダンス、環境中への排出基準の検討、埋立地や廃棄物に含まれるPFASの管理強化を示しました。さらに、食品・食品接触材の分析法整備と監視、イングランドの公共水道規則にPFASの法定上限を導入するための協議も掲げています。
PFAS Solutions+の見方
英国の計画は、特定PFASを直ちに全面禁止する決定ではなく、監視、リスク評価、排出・廃棄物管理、製品規制、飲料水基準を段階的に組み合わせる政策工程です。日本企業にとっては、英国向け製品の含有情報、用途の必要性、代替可能性、排出・廃棄段階の説明が今後より重視される可能性があります。ただし、多くの項目は「検討」「協議」「指針策定」の段階であり、現時点で具体的な禁止範囲や法定上限値が確定したと解釈すべきではありません。
関連企業・団体:英国政府、Defra、Environment Agency、飲料水事業者、製造業、廃棄物処理事業者
国・地域:英国
金額・費用影響:政府計画上の一括予算額は明示なし。監視、分析、代替材料、排出管理、廃棄物処理への対応費用が生じる可能性
影響分野:化学物質規制、飲料水、食品・包装、製造業、廃棄物、土壌・水環境
重要度:★★★
出典:https://www.gov.uk/government/publications/pfas-plan/pfas-plan-building-a-safer-future-together


























