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PFASリスク簡易診断とは何か|診断から改善までの全体像をわかりやすく解説 #2

2026.04.08

「PFASへの対応が必要らしいが、何から始めればいいかわからない」
そんな声をよく耳にします。いきなり大規模な設備投資や調査を始める必要はありません。まず「自社がどんな状況にあるか」を把握することが最初の一歩です。
その入口として活用できるのが「PFASリスク簡易診断」です。

PFASリスク簡易診断とは

自社のPFAS関連リスクがどのレベルにあるかを、短期間・低コストで把握するサービスです。
精密な分析や大がかりな設備調査ではなく、専門家とのヒアリングを通じて「今どこに立っているか」を明らかにすることを目的としています。

なぜ「まず診断」なのか

PFASへの対応は会社によって状況が大きく異なります。
・使用薬剤にPFASが含まれているかすらわからない会社
・排水から既に検出されている会社
・取引先から調査票が届いて困っている会社
・EU輸出への影響を把握したい会社
状況が違えば、対策の優先順位も費用感もまったく変わります。

診断なしに対策を始めると、必要のない設備投資をするリスクや、本当に必要な対応を見落とすリスクがあります。

診断で明らかになる3つのこと

① 使用薬剤リスク

現在使用している薬剤・原材料にPFASが含まれているかどうかを確認します。SDSの確認だけでは不十分なケースが多く、専門的な知識をもとに判断する必要があります。
わかること:

  • PFAS含有リスクがある薬剤・工程の特定
  • 優先的に対応すべき箇所

② 排水リスク

工場排水にPFASが混入している可能性を評価します。どの工程・経路からリスクが高いかは、工程フローと使用薬剤の組み合わせを見て初めて判断できます。
わかること:

  • 精密検査が必要かどうか
  • 行政対応が必要になる可能性

③ 規制・取引リスク

EU輸出・サプライチェーン調査・行政規制それぞれへの対応状況を評価します。業種・取引先・輸出先によって緊急度が大きく異なります。
わかること:

  • 今すぐ動くべき項目
  • 中長期で整備すべき体制

なぜ専門家による診断が必要なのか

「ならば自分でチェックすればいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし以下の点が、自己判断を難しくします。

  • SDSだけでは不十分
    安全データシートにPFASの記載がなくても、実際には含有しているケースが多数あります。特に2015年以前に仕様が固定された薬剤は注意が必要です。
  • 工程との組み合わせ判断が必要
    薬剤単体のリスクだけでなく、どの工程でどう使われているかによって排水への影響が変わります。この判断は専門知識なしには困難です。
  • 規制の解釈には専門性が必要
    EU規制・日本の水質基準・サプライチェーン調査への対応は、それぞれ対象範囲・義務内容・優先順位が異なります。最新の規制動向を踏まえた判断が必要です。

診断から改善までの全体像

診断はゴールではなく、スタートです。

フェーズ1:簡易診断(1〜2週間・5万〜15万円)
何が問題か・何を優先すべきかを明確にする

フェーズ2:精密検査(必要な場合・3〜4週間)
排水・工程水のPFAS分析で数値を把握する

フェーズ3:改善提案
検査結果をもとに3パターンの対策を提示する

フェーズ4:改善実施
設備導入・薬剤変更・工程改善を実施する

フェーズ5:継続モニタリング
定期検査・規制フォロー・書類対応を継続する

すべてを一度に進める必要はありません。まず診断で現状を把握し、優先順位をつけて段階的に対応することが現実的です。

診断を受けるメリット

  • 何が問題かが明確になる
    漠然とした不安が、具体的な対応項目に変わります。
  • 無駄な投資を防げる
    必要のない設備投資・検査を避け、本当に必要な対応に集中できます。
  • 取引先・行政への説明材料になる
    「対応に着手している」という事実と記録が、説明のプラスになります。
  • 社内の意思決定が早くなる
    経営層への報告・予算申請に使える根拠資料として活用できます。

こんな会社に特におすすめ

✔ 取引先からPFAS調査票が届いて困っている
✔ 排水検査が必要かどうかわからない
✔ EU輸出があるが何をすべきかわからない
✔ 行政から問い合わせが来たが対応方法がわからない
✔ PFAS対応を社内で進めたいが優先順位が決められない
✔ まず費用をかけずに現状を把握したい

まとめ

PFASへの対応は「全部一度にやらなければいけない」ものではありません。まず現状を知ること、そこから優先順位をつけて段階的に進めること——これが現実的で最もコストを抑えられるアプローチです。
簡易診断はその出発点です。専門家とのヒアリングを通じて「自社がどこに立っているか」が初めて明確になります。自己判断では見えにくいリスクを、正確に把握することから始めましょう。

PFAS Solution+ (旧PFAS研究所)のPFASリスク簡易診断は、愛知・東海エリアの製造業を中心に対応しています。
まずはお気軽にお問い合わせください。

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