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座間市のPFOS・PFOA対応事例|第3水源取水停止と受水増量による迅速対応

神奈川県座間市は、神奈川県央部に位置する人口約13万人の市です。浅井戸・深井戸・神奈川県営水道からの受水(用供受水)を水源とし、塩素消毒のみの浄水処理で給水を行っています。座間市は、在日米軍のキャンプ座間を市内に抱え、PFAS汚染との関連が地域住民の間でも関心が高い地域です。

検出の経緯

2021年(令和3年)10月、第3水源(原水)においてPFOS・PFOAの暫定目標値を超過する100ng/Lという濃度が確認されました。その他の水源では暫定目標値の超過はなく、第3水源に問題が集中していることが明らかになりました。

応急的対応

①第3水源の取水停止と受水の増量(令和3年11月)

超過発覚の翌月2021年11月、座間市は第3水源(原水)からの取水を一時的に停止しました。代替水源として神奈川県営水道からの受水量を増量することで、必要な水量を確保しました。

②水運用による濃度管理

その他の水源の取水割合を調整する水運用を行い、配水場出口および管末給水栓(蛇口)においてPFOS・PFOAが暫定目標値を下回るよう管理しました。

③情報の透明な公開

水質検査結果はすべてホームページに掲載し、市の取り組み・検査結果・今後の方針などを積極的に情報公開しました。また、水質検査結果を県および環境部局とも共有し、関係機関間の情報連携を図りました。
中期的対応

①水質検査の強化(令和4年度〜)

2022年度からは、原水・配水場出口・管末給水栓(蛇口)においてPFOS・PFOAの検査回数を強化。

  • 第3水源:月1回
  • その他の水質検査地点:3か月に1回

の頻度で継続的な監視を実施しています。

②浄水処理方法の改善の検討

現在、浄水処理方法の改善等について引き続き検討を進めています。塩素消毒のみの現状から、活性炭処理など高度な浄水処理の導入可能性を含めた検討が行われています。

現在の状況

給水栓においてPFOS・PFOAの暫定目標値(50ng/L)以下での給水が維持されています。第3水源の取水停止と受水の増量という水運用の変更により、問題の発覚から約1か月という迅速な対応で安全な水道水の供給を回復した事例です。

まとめ

座間市の事例は、単一の水源で高濃度が検出された場合の「速やかな取水停止と代替水源への切り替え」という基本的かつ効果的な対応の好例です。また、検査結果を県・環境部局とリアルタイムで共有するガバナンス体制も参考になります。浄水処理の改善検討が続いており、今後の展開が注目されます。

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