フライパンや撥水スプレーにPFOS・PFOAは入っている?日常生活での正しい知識
「フライパンのフッ素コーティングってPFASじゃないの?」「撥水スプレーは危険?」「古い製品は捨てた方がいい?」
日常生活の中でPFAS(有機フッ素化合物)への不安を感じている方に向けて、正確な情報をわかりやすくお伝えします。
結論:今使っている身の回りの製品は特段心配不要
環境省の見解では、現在市場に流通している身の回りの製品について、PFOS・PFOAに関して特段心配するようなことはありません。
その理由を説明します。
フライパンのフッ素コーティングは「別物」
フライパンや料理器具に使われているフッ素コーティング(テフロン加工など)に使われているフッ素樹脂(PTFE:ポリテトラフルオロエチレンなど)は、PFOS・PFOAとは別の物質です。
混同しやすいのですが、「フッ素を含む=PFAS」ではありません。フッ素を含む化合物は非常に多く、その中でも特定の構造を持つものがPFASと呼ばれます。フライパンのコーティングに使われるフッ素樹脂は、PFASとは異なる物質です。
ただし補足すると、かつてはフッ素コート剤の製造過程でPFOAが補助剤として使われていたことがありました。しかし、日本国内では2021年にPFOAの使用等が法律で禁止される前の2013年末に、企業の自主的な取り組みとしてこのような使用は全廃されています。
撥水スプレーは?
レインコートや靴に使う撥水スプレーや、繊維製品の撥水・撥油加工にもフッ素系素材が使われているものがあります。
これらに使われているフッ素系撥水剤も、PFOSやPFOAとは別の物質です。フッ素系だからといって、すべてがPFOS・PFOAというわけではありません。
ただし、PFOAに「関連する物質(PFOA関連物質)」が一部の製品に残っている可能性があります。2025年1月からはPFOA関連物質の製造・輸入も原則禁止となっています。
カーペットや繊維製品は?
PFOAはかつて繊維製品(カーペットなど)の撥水・撥油加工にも使われていました。
古いカーペットを持っている場合どうするか?という点については、環境省が2019年にリスク評価を行った結果、「これらの繊維製品等を使用し続けたとしてもリスクは懸念されるレベルにはない」とされています(6歳以下の子どもに着目した評価)。
現在新たに購入する繊維製品については、PFOAは2021年から製造・輸入が禁止されているため、問題はありません。
古い製品を捨てる場合は?
PFOS・PFOAを含む可能性のある古い製品(消火器・泡消火薬剤など特殊なもの)を廃棄する場合は、廃棄物処理法に基づいた適切な方法で処理する必要があります。
一般家庭でのフライパン・撥水スプレーなどの廃棄については、お住まいの市区町村が定める廃棄方法に従って処分してください。
まとめ
| 製品 | PFOS・PFOA | 注意点家庭用 |
| フライパン(フッ素コーティング) | 含まれていない(別物質) | 特段心配不要 |
| 撥水スプレー・撥水加工製品 | 基本的に含まれていない | 製品ラベルを確認 |
| 古いカーペット(繊維製品) | 過去に使用例あり | 現在使用継続してもリスクは懸念レベルでない |
| 泡消火薬剤(業務用) | 古いものに含まれる場合あり | 施設での適切な管理・交換が必要 |
身の回りの製品に過度に不安を感じる必要はありませんが、情報をアップデートしながら正しい知識を持つことが大切です。









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